マジックにおけるSNSと対人での違い
こんにちは。ACTです。
今回最近気になるツイートを見かけました。
今回はその内容と僕が思う事について書きます。
【気になる言葉について】
「マジックの際に直接関係の無い動きを入れすぎる人が多い。」
「不思議さ云々の前に、演者の意図が分かりにくい」
「何故ダブルリフトだけの為にそんなにカードをクルクルするのか?1枚でも同じ事をするのか?」
この言葉を自分と照らし合わせて見るといくつか思うことがありました。
今回は「自分がなぜマジックの際に、その人達が言う直接関係ない動きをするのか」について話します。
決して反論などではなく、この言葉について深く理解しているからこそする意見だと思って見て頂けると幸いです。
【SNSと現実】
SNSに投稿するマジック動画は現実で行うマジックとは違いミスディレクション(注意を意図していない別の所に向かせるテクニック)もほとんど効かず、動画だけでしか出来ない角度に弱いマジックが出来たりします。
僕はSNS上でのマジックと現実で行うマジックは完全に別物だと考えています。
例えば、一概に全てとは言えませんが現実では行えないギミック(仕掛けの事)などはカメラの前でしか出来ません。
しかしそういうものに限って不可能性に限りなく近く、とてもビジュアルです。
そう言ったマジックの発信場所がSNSだと思います。
ネイルターン(クルクルするダブルリフト)等のフラリッシュに近い技法もそれと同じように現実ではあまり行う機会が無いからこそSNS上では価値があると思います。
【伸びる動画について】
いいね数や再生回数の多い動画の傾向について考えました。あくまでも僕の考えなので決めつけでは無い事をご了承ください。
・ビジュアルなマジックの動画
・あまり見たことが無く刺激を受けるマジックの動画
・カードの扱いが上手い人の動画
・タイトルが奇抜
他にも理由はいくつかあると思いますが、こういった物がいいね数や再生回数が多い動画だと考えます。
捉え方は人それぞれですが、伸びる動画はそれだけ興味や感心を持たれたという事だと思います。
いいねや再生回数が沢山あるからと言っていいマジックとは言い難いですが、それ程価値のあるものだと思いました。
【動画だからこその魅力】
価値のあるマジックというのは「マジックに関係の無い動きをしていなく、合理的で不思議なもの」に限らないと思います。
価値観は人それぞれ違うので一概に「このマジックには価値がある」とは言い難いです。ですが、ある人がその「無駄な動き」と言っていたものにも価値があると思います。
価値があるかどうかを決めるのは見た人の感性です。
【最後に】
僕は昔にカードの扱い方が綺麗で美しい人のマジックを見て憧れました。
今もその「タッチで魅せる事の出来るマジシャン」を目指して練習しています。
最後まで見て頂きありがとうございました!